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二人でいる事。それは人が一番、心を近づけられる関係。鳥取県倉吉市の別々の高校に通う二人の女の子の物語

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二人のこれから

二人のこれから~旧国鉄倉吉線廃線跡並木道~

桜の季節。二人は無言のまま並木道を歩く。あの一件からどことなくぎこちなかった二人だが
少しずつ前と同じように接する事が出来るようになった。
桜がそうさせるのだろうか目から涙がこぼれる二人。

二人の表情

並んで歩いても、同じように涙を流してもお互いの考えている事は違う。
それでもこうしていられるのは二人にとって大切な事であった。

君と私の物語はここから始まる・・・

場所:旧国鉄倉吉線廃線跡並木道
かつて倉吉から岡山まで中国山脈を越えてつなぐ計画があった倉吉線だが整備が進んだ道路事情により計画は頓挫。1985年3月31日廃線となる。
その跡の多くは現在でも残され、一部はサイクリングロードとして整備されている。道べりには植えられた桜の連なりははっきりとかつての威容を示し、当時を偲ばせる。田園風景の合間から見える廃線跡はどの季節でも静かな時を刻み、歩く人に時間を忘れさせてくれるかのようだ。

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